肝斑・くすみ
頬やおでこ、フェイスラインなどに、もやっとしたクスミのように両側に現れることが多いですが、実際はパラパラとしたそばかす様だったり片側だけのこともあり現れ方は多様です。
↑肝斑↑
=ペンで丸く囲めない、いびつでモヤモヤしたまだらな色素沈着
肝斑の原因
中年以降の肝斑は肌の老化が原因です。紫外線、摩擦、女性ホルモン変動やピル内服は悪化因子となります。
肝斑の基本治療は鎮静+肌育です!
優先度1⃣鎮静
・・・老化に伴うメラニン産生細胞の過剰な働きを抑える
①紫外線対策の徹底と擦らないスキンケア
肝斑は肌が過敏にメラニンを量産してしまう状態です。メイク、クレンジング、マッサージ、紫外線など毎日の慢性的な摩擦刺激により肝斑は悪化します。「こする・さわる癖」「紫外線対策が不十分」が改善されなければ、いかなる治療も無効または治療により逆に悪化してしまうリスクがあります。
②内服薬
肝斑の炎症とメラニン過産生状態を抑制します。
鎮静美白成分を効率よく肌に直接導入
鎮静美白成分を毎日肌に塗ることでコツコツ鎮静ケア
優先度2⃣肌育治療
・・・老化に伴う肌状態そのものを修復し過敏な状態を改善する
Step1:老化細胞除去
肝斑の元凶である炎症の根本原因「老化細胞」を減少させ、皮膚の構造と機能を健やかに改善、肝斑だけでなくハリ艶・たるみ毛穴も改善に導く
Step2:成分療法・・・Step1で老化細胞が減少し正常細胞の割合が回復してきても正常細胞も疲弊していたらリジュビネーションがうまく進まないことがあります。
老減再生に続き、成分療法で肌育を促すことで、より効率的に肌老化の改善が得られるものと考えています。
肌育美白成分を効率よく肌に直接導入。痛くない治療で続けやすい。
肌育美白成分を毎日肌に塗ることでコツコツ肌育ケア。ホームケアはかなり大切です。
漏れづらい画期的な水光注射マシン「ハイコックス」で抗酸化・美白成分をお顔全体に均一・均等に注入することで、鎮静と組織修復による肝斑病態の改善をはかります。
優先度3⃣対症療法
・・・肌自体を修復するわけではないためあくまで姑息的・補助的な役割
基本的治療とトラネキサム酸内服を併用の上で補助療法としてご提案しています。
蓄積したメラニンを適度に分解しはけを早くするレーザー治療。ピコトーニング単体で頻繁に継続することは推奨していません(頻繁・長期の無理なレーザー治療は白斑や肝斑悪化のリスクを招くため)が、真皮内メラニンの分解を促すことにより基底膜修復がなされやすくなるという報告があるため、根本治療の立ち位置にあるサーマニードルとの併用をおすすめしております(サーマニードルの治療間隔は当院では3か月以上あけていただいているため、トーニングを合わせておこなった場合でも頻繁な照射とはなりえません)。
②美白コスメ
ルシノールやビタミンC、マイルドレチノールなど、美白作用のあるコスメのご紹介が可能。